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つい笑顔になってしまう場所【ニュージーランド・クイーンズタウン】

テカポの美しさに後ろ髪を引かれながらも、クイーンズタウンへバスで向かった。

テカポからクイーンズタウンまでの道のりには、またもや美しい光景が広がっていて少しも飽きることなくクイーンズタウンに着いてしまった。

クイーンズタウンへ一歩降り立った瞬間に思ったの。

あぁ、ここすごく好きだなぁ。

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南島に移動する前に、オークランドでのステイ先の方に「クイーンズタウンは小さくてテーマパークみたいなところだよ」と言われていて、5泊もする予定だった私は飽きてしまうんじゃないかとほんの少しの不安を抱えていた。

だけど、着いてそんな不安も吹き飛んだ。

たしかに街自体はとても小さいしせいぜい二日もあれば回れてしまう。

でも私にはこの小ささがすごく心地よかった。

小さいながらも街は活気で溢れていたし、もう少し滞在期間を延ばしてもよかったくらい。

湖の周りには犬と一緒に弾き語りをするおっちゃんや操り人形を動かすお姉さん、移動式の木製ピアノをひくヒッピー系のおじさん、エトセトラ。

こんなちょっとした芸を持った人が毎日必ずいた。

だから街を歩いているだけでつい頬が上がってしまっていた。

もう想像するだけで楽しいでしょ?

もちろんクイーンズタウンの自然も美しかった。

ホテルの目の前にはワカティプ湖があって、その右には街並みが、正面には山々が連なっていた。湖を前に寝転んで、目を閉じると人々の話し声や鳥の鳴き声、水のせせらぐ音が聞こえてくる。

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着いて二日目、ゴンドラに乗って上の方までいってみた。

たまたま一緒に乗り合わせたお兄さん二人に色々話しかけられたのだけど、にこやかな顔とは裏腹にやたらF wordを連発していてなんだかちょっと怖かった。

おまけに予想外に揺れるし止まるし…

そんなちょっと嫌な気分になりながらも到着して、さっそく展望台に向かった。

眼下にはクイーンズタウンの街と湖、そして山が180度に広がっていた。

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ここではリュージュという乗り物にも乗れるんだけど、これがもう最高に楽しそうだった。(さすがに一人で乗る気にはならなかったけどね)

咄嗟に撮った写真だから見にくいけれど。

ゴーカートの簡易版のようなものかな。

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このあとはいくつかあったトレッキングコースに向かった。

あまり歩いている人がいなかったから、目の前の絶景、鳥の歌声、気持ちのいい風、そのすべてを独り占めできた気分になっていた。

途中ちょっと横に目を移すとヤギ同士が喧嘩していたり(巻き込まれないかハラハラ)自分の目の前に綺麗な鳥が止まったり…なんともレアな経験。

たまにすれ違う人とはちょっと挨拶したり。そういうちょっとした出来事が嬉しい。f:id:theworldofsilence:20170328114026j:plain

最後までいきたかったけれど、ジーンズでは歩きにくくて断念。(ジーンズ履いてしまったことを本当に後悔)

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クイーンズタウンではとにかくゆっくりまったりしていた。

1日だけミルフォードサウンドには行ったけど(次の記事に書きます)基本的にはカフェでゆっくりブランチをしたら広場か湖の前で本を読んだり、ただただぼーっとしたりしていた。

でもこれが本当に良かった。

ちょっと前までは時間に追われがちだったし、四月からは学校も始まって忙しくなるから、なにもしない「暇」な時間をつくることは今のわたしにはなくてはならないことだったんだ。

動いていることは好きだけど、ときには内省する静かな時間も絶対に必要。

その時間がクイーンズタウンで得られた気がする。

 

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ここへはまたいつか絶対に戻ってきたい。

何年後、何十年後かわからないけれど、近いうちにきっとね。

二十歳の誓い

日本へ帰国する日、空港で自分に誓った。

 

...

今日は日本に帰国する日。

3月下旬、もう暖かくなって来ているだろうか。

一年前の今頃、休学することを決めた。

あのときの決意は固く、必ず達成しよう、いや達成できる、そう思ってた。

でも結局自分の弱さを強く認識した一年でもあった。

やってやるぞ!というプラスの思いから、やらなくちゃというマイナスの気持ちに移り変わっていって、やらなきゃいけないのにできない自分がいつもいつも影からこっそり顔を出していた。

気付いた時には、自分でいつの間にか寄せ集めていたプレッシャーに押しつぶされそうになっていた。もっとマイペースに進めばよかったのに、無意識に悪い方へ自分から向かっていってた。

でもその循環から抜け出せたあの後も、黒い自分はいつも私の背中にぴったりとくっついていた。

振り払わなきゃいけなかったのに、できなかった。

単純にいざという時に弱いという元々の気性はあるけれど、それよりもあの黒い自分を振り払えなかったから上手くいかなかったんだろうな。

 

でも、もう過去の弱い自分をいくら責めても世界は1ミリも変わらない。

"変えられないものを受け入れる心の静けさ"を私は手にしなくてはいけない。

大きく自分で切りつけたあの傷はそう簡単に治らないけれど、黙って治ることを祈ろう。

その間にまだ変えられること、如何様にもできることを少しずつ、兀々とやっていこう。

 

一年経ったんだ。

私はあの時よりも成長できただろうか。

いや、きっとできたはず。

形としては残らなくても、自分の中の見えない何かとして成長できていればそれでいい。

強く、逞しく、生きていかなければ。

まだ私の人生始まったばかりだ。

生きるってことは沢山の傷を背負い、どうすることもできないことの前でただひれ伏し、それでもなお未来に願いを持つことの繰り返しなのかもしれない。

20歳の若造が何をいうのかと思うかもしれないが、これが私が生きてきた20年間で感じたもの。

人生は綺麗なものなんかじゃない。たくさんつまずいて、泣きたくなって、泥まみれになる、そんな綺麗とはちょうど対極にあるものなのかもしれない。

そんなものなら、私は精一杯泥臭く生きてやる。綺麗に繕うことなんかしない。

他人にどう思われてもいい。たくさん傷を負ってもいい。

でもいつも願いを忘れない。その唯一透明な部分を死守できればいいんだ。

 

まだ始まったばかり。まだ序章に入ったばかりだよ。

 

...

憧れの...ついに!!【ニュージーランド・テカポ】

ついに、ついに、行ってしまいましたよ!!

そう、テカポへ…!

いつか空一面に広がるたくさんの星を見てみたい、そう思っていたんだ。

ニュージーランドへ行くことが決まってから、テカポの星空だけは外せないって思ってたの。

(ちなみにオークランドを発ってから二泊クライストチャーチに泊まっているんだけど、街のほとんどが工事中で柄にもなく一人寂しい思いをしていたので割愛します)

もう本当に楽しみにしていたんだけど、朝クライストチャーチからバスに乗り込んでからというものの曇ってるかと思いきやいきなり雨が降り出したり…

え、待って、これ星空見れるの!?

私の心も土砂降り。

そんな暗い気持ちでバスに乗っていたんだけど、テカポに着いた瞬間、

あれ、晴れてる!!

そう、着くギリギリまで天気は最悪だったのに、着いた瞬間天気が回復したのです。

もう顔がついつい緩んでしまったよ。

それからの天気は曇ることもなく快晴。

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ホステルに荷物を置いてから、湖の周辺を散策。

天気が良かったから湖も本当に綺麗で、ずっと見ていても飽きなかった。

 本当に美しい湖。

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南島に来たからには思う存分自然を楽しみたかった。

新鮮な空気を吸いたかった。

テカポには一泊しかしない予定だったから、ほぼ一日中外で過ごしていた。

大きめの岩の上に乗って、湖を前にしながらの読書。

なんて贅沢な時間なんだろう。

こっちは日が沈む時間が遅いから長いこと外に出てられる。

 

8時半頃からいよいよ星空ツアー。

マウントジョン天文台には昼は個人でもいけるけれど、夜はツアーに申し込まないと行けないからEarth&Skyのツアーに申し込んでいざ出発!

ここでは星の観測をしているらしく、フラッシュや白い光は厳禁。

そのため、バスの中の光も赤、手渡されたライトも赤だった。

(ちなみにその赤いライトはプレゼントされました…今後の使い道がわからない)

バスでしばらく上の方まで登って到着。

バスの中でも星は見えていたけれど、一歩外に出てびっくり。

ヴァーーーっと星星星星!!!

あぁ、ついに見れた…

(左が天の川、右上にぼんやりと写っているのが大マゼラン雲、右下が小マゼラン雲)

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ツアーではまず、南半球でしか見ることのできない南十字星や十二星座の説明から始まり、特殊な巨大天体望遠鏡で星団や木星を観察。

この日は運良く風もない上に晴れていたため、木星の模様や木星の月も三つはっきりと見えた。

ツアーガイドさんはどうも宇宙ラブらしく、宇宙の神秘について熱く語っておりました。

「すべての事柄は突き詰めていけばすべて宇宙にたどり着くんだ!」

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途中から暗さに目がだいぶ慣れて、ますます多くの星が辺り一面に現れた。

とにかく星の量が尋常じゃなかったためか、頭がくらくらしてしまった。

 

テカポの町では、この星空を守るために町全体の街灯の色もオレンジ色且つ広がらないように傘で囲っているらしい。

ほかの場所でも東京よりは断然星は見えるけれど、テカポは桁違いに見えると思う。

 

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天気がなんとか回復してくれて本当によかった。

これが見れただけでもわざわざ来た甲斐があった。

 

星空にご興味のある方、ぜひ。

多様性のなかにある自然【ニュージーランド・オークランド】

あの子がいるあの街はいったいどんな場所なんだろう。

NZで一番栄えている都市ということは知っていたけれど、どんなものがあるのか、どんな人がいるのか、全く見当がつかなかった。

飛行機のなかで、あと6時間、4時間、30分…やっと降りたてる!あの子に会える!もうニュージーランドにいるんだ!そういう心躍る気持ちを携えて、異国の地に一歩足を踏み入れた。何ヶ月も前からずっと楽しみにしていたんだ。

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ステイさせてもらっていた場所から街の中心部へはバスで数十分ほど。

大学が隣接しあって二つあるためか、とにかく学生らしい人が多い印象。

街を歩いていると、色んな言語があちらこちらから聞こえて来る。英語、中国語、韓国語、ん〜あとはよくわからない言語も。いったい私はどこに来てしまったんだか。

中国人だと思われて、何の前触れもなくいきなり中国語で話されることも…

とにかく、文字通り多種多様な人が混在している街だった。

 

オークランドではカフェに行ったりミュージアムへ行ったり、デボンポートから絶景を眺めたり…色々なところに連れて行ってもらった。

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たしかに栄えてはいるんだけど、でもその中に人々の拠り所となるような自然のある場所がちりばめられていた気がする。

公園に行けばみんな思い思い好きな過ごし方をしている。

本を読んでいる人、友達と話し込んでいる人、パートナーとキスしている人、ただぼーっと寝転んでいる人。

うん、こういう場所っていいな。

新鮮な空気を思いっきり吸って好きなことをする自由。

 

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東京は嫌いではないんだけど、どうしても息苦しさを感じてしまう。

箱の中に閉じ込められたようなかんじ。だから都市であることは変わらないのに、空が広く見えるこの土地はとても居心地のいいようなものに思えた。

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ちょうどNZに来る前にかなり落ち込んでいた時期があって、気持ちを切り替えなきゃと必死になっていた。だけど必死になればなるほど押しつぶされていって悩んでいた。でも人間とは不思議なもので、どんなにどん底に突き落とされても時間の経過とともにその傷口は閉じてきて、傷跡は残るかもしれないけど、また前に進もうと思えてくる。少なくとも私はそう。まだちょっとしたことをきっかけに開いてしまうことはあるけれどね。

とにかく、そんな私もここへきて、前よりも少しだけ肩の荷を下ろせた気がする。

 

自然に囲まれた環境で好きな人とともに過ごす時間、私にとってかけがえのない宝物になった。

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オークランドに滞在したのは一週間ほど。オークランドの周りには島が幾つかあって、そのなかのひとつ、ティリティリマタンギ島に一日だけ行ってきた。この島はニュージーランド固有の希少な鳥がいて保護されている。ちょっと気になっていたからツアーに参加。二時間ほど歩きながらガイドさんの話を聞いていたんだけど、カワカワやらマヌカの木やら植物の説明もよくしてくれた。しかも頭上からは鳥の歌声が聴こえてくる。(本当に歌っているみたいなの!)結果的に鳥は三種類くらいしか見れなかったけれど、青空の下でゆったりランチできたり、サンフランシスコからきたマダムとお話できたりしてまったりゆったりした時間を過ごせた。

 

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長いような短いような滞在期間だったけど、色々なところを見て回ったり会いたかった友人と貴重な時間を過ごせてたりしてとても充実した日を過ごせた。

ありがとう、またいつか。

 

2017/03/23

 

 

ある一日

あと3分で電車が来る
向かいのホームをぼーっと眺める
スマホ片手に立ってる人
苛立った顔つきで急ぐ人
だれかと話しながら笑う人
マフラーにマスクに完全防寒で縮こまる人
みんなどこへ行くのかな
仕事?遊び?はたまた散歩?
今日はいい天気だものね
風もなく暖かい
こんな日に1人でいるのはもったいないかな?
でもいいよね
1人の時間もたのしいよ
のんびり歩いて、好きな本屋さんを覗いて、おいしいごはんを食べる
至福の時間
あっ、電車が来た
今日は独り時間を愉しむ日