最後の日記と最初の日記

202403040305 今の年齢を公言できるのも今日で最後か、と思いつつ、そこまで深い思いはない。明日からは1年ぶりの韓国なので、今回は早め早めにと少しずつ荷造りをしている。1年ぶりだというのに語学勉強を怠ってしまったのでたいして話せないことは変わらな…

ZINEをつくりました

10年来の友人とZINEをつくりました。「あのさ、」という名前で不定期に(不定期になりすぎてしまった)ポッドキャストを一緒にやっている友人です。 ずっと前から一緒にzineをつくろうという話はしていたけど、ようやく手を動かし始めたのは2023年8月のこと…

暮明

2024年。地震と事故でなんとも心痛む年始となってしまった。どうかこれ以上被害が拡大しませんように。いまも地震に怯えたり日常を失ってしまった人に、なるべく早く平穏がやってきますように。そしていまこの瞬間も、刻々と命を奪われる戦争状態が一刻も早…

多重露光

後悔のない選択をしたいと思っているけど、何をどう選んでも後悔するような気がしてとてもむずかしい。今に始まったことではないけど、年の瀬になって重苦しいことが重なって、何をどう感じていいのかわからなくなっている。避難するようにして移動した場所…

202312 ときどき週報

20231204 手術。局麻そのものが痛くて悶絶。耳元で音がしていることも恐怖。思ったよりも術後が痛くて困っている。泣き言言いたくなって母に電話。いつまでも甘ったれで仕方ない。昔から何度も「〇〇が心配じゃないのか」「死んだら悲しんでくれるか」と言っ…

健康

健康かどうかは損なってみてはじめてわかることだ、と損なうたびに思っている。健康をどうとらえるのかは非常にむずかしいテーマだけど、どのような意味であれ、健康なときに「わたしって健康だな〜」とかって、あんまり思わない。風邪をひいたり、病をわず…

三歩進んで二歩下がって、立ち止まって座り込む

・知らずにいることはできないと思い、インターネットを放浪し情報を得る。が、知れば知るほどに強制的に命を中断/終了させられていく姿があまりにも残酷で、途方もない気持ちになっている。非常に慎重にいわなければならないけど、そのようにして中断/終…

何も損なわれていない

「欠如」ではないということ 灰になった今、どこへいく レンズ豆のポロウ うましかてを 「欠如」ではないということ たしか中学生の頃のこと。しんどかった部活を辞めて、自由に髪を伸ばせるようになり、友だちといるときに一人だけ大声で顧問や先輩に挨拶し…

深呼吸

わたしにとって1年の上半期はだいたい夏のおわりという認識がある。あまり6月は上半期の終わりって感じがしない。たぶんとても長く学生という立場にいるからだと思う。1年の始まりは4月だし、終わりは3月。だから上半期の終わりはだいたい9月だ。今年の上半…

不定形

書いたものを読んでもらったり、人前で話したり、しばらく前に書いた自分の文章を校正したりしていた。読む相手が確実にいることを念頭においた文章は、どのような形式であれ、緊張するし怖い。読み手がいるということは幸福なことであるけれど、どのように…

救われたりなんかしない

例の知らせを夕ごはんを食べているときに目にした。心臓が抉られるような痛みとはこういうときのことを言うのか、と。とにかく驚きに次ぐ驚きと、苦しさが襲ってきた。こんなこと起きてはいけなかった。ニュースにはならなくても、同じような道を辿ってしま…

つらつら

5/20 新しく好きになり始めた人たちのお祝い月間。新しく、とはいえ、かれこれ半年近くは追っている。今までその存在自体を知らなかったジャンルだったから、いったいどういう活動なのかを理解するだけでもある種の「勉強」が必要だったし、そこでの「共通語…

空想

米津玄師 MV『vivi』 - YouTube 少し前に米津玄師 2023 TOUR/空想に行ってきた。約半年ぶり。 当選したのが名古屋だったのもあって、思いがけず初名古屋もかましてきました。が、諸々の作業が終わらず、結局開演ギリギリに会場に到着するくらいだったから、…

おわりとはじまり

博士前期課程を修了し、博士後期課程に進学した。Master of Contemporary Asian Studies。3月から4月にかけてのこと。卒業式には行かなかった(というか行けなかった)が、親からは「せっかく修了生代表に選ばれたのにもったいない」と言われた。そういう注…

「泥濘踏みつけ歩いていけ、嵐の中涙流しながら」

書きたいことはいくつもあったような気はしていたのに、不特定の誰かに見せる前提のものとなると筆が進まなかった。何度もソーシャルメディア疲れしてきたけど、今は疲れというよりも、顔の見えない誰かに対して言いたことが何もないという感じ。Instagramは…

他者と関わり合うこと

それはアウティングですね、という話をうっかりと聞いてしまって、そのときの自分が即座に反応できなかったことを悔やんでいる。ほぼ面識のない人の話だったけど、やはり何度考えてもアウティングだったと思う。わたしが知るべきではなかった話であり、何か…

2022/12 きっと大丈夫

12/4 もともと日曜日に研究室に来る人は少ないのだけど、今日はわたし含めて3人(たぶん)しか来ていないっぽい。投稿論文の執筆あるいはその修正でこん詰めている人を何人か知っているから、みんなその締め切りを終えたということなのだろうか。館内のほぼ…

変身

米津玄師 2022 TOUR / 変身に行ってきた。この場所でも何度か言及しているけれど、日本のアーティストで唯一新しい楽曲がリリースされるたびにきちんと聴いて、ライブにも行ったりしている、わたしにとっては稀有な人だ。それくらいに彼のつくる音楽が好きだ…

救済は求めていないがすくわれたいとは思ってしまう

自分ではコントロール不能な要因によって自分の感情や習慣が乱されることをひどく嫌っているので、この2週間弱の疲れは自分に求められた実際の働き以上の疲れがたまっってしまったように思う。夜の入眠がゆるやかではなく、朝の起床もぱっとしない。時間の流…

わたしたちがわたしたちであろうとすることについて

やっとこさ、帰京。帰省するときにとにかく掃除をしまくり、虫対策をし、食材の整理をした。家を空けるときは毎回やっていることではあるけど、どんなにやりこんだところで結局戻ってみると窓際に虫の死骸があったりするのでげんなりしていた。ありえない量…

2022/9 ゆるめる、たくわえる、あじわう

9/1 HAPPY BIRTHDAY JUNGKOOK!! たくさん美しいものをその瞳におさめて、やりたいことはなんでもやってみてほしい。これからどんな活動をするにせよ、ひとりのファンとしてこれからもずっと応援し続けていきたい。 ひさしぶりに署名をする。対象がこの人だか…

「日記は誰かに向けた言葉ではないということに意味がある」

7月のおわりに観たマームとジプシーによるcocoonがすばらしかった。大事にしている『cocoon』の世界が演劇によってまた異なるすばらしさを発揮していた。はじめて観に行った演劇がこの作品で、ほんとうによかったと思っている。 まだあといくつか公演は残っ…

2022夏の読みもの、その1

ひさしぶりに日記ではなく、ブログっぽいこと書いてみようかしらんという試み。8月の2週間弱の読みもの記録です。その2があるかどうかは気分次第です。公開するものには自分の研究に関するものは含めてません。これはずっと一貫していて、いろいろな理由があ…

2022/8 生活を噛みしめる

7月のおわりにマームとジプシーのcocoonを観に行った 8/10 京都にいるときも帰省してからも早起きが続けられていて、よい。夜型にはなりきれないのに、つい夜更かししてしまいがちだから、最近はいい傾向なんだと思う。朝からしっかり体を動かして、頭も動か…

2022/07/29 短信といくつかの覚え書き

昨日今日となぜだかしんどさがどんどんと堆積していくようで身体が重い。何か辛いことがあったのかと聞かれれば、NOと応えるだろう。ちゃんといい時間もあった。でも何の決定打もなく、何の前触れもなく突然、いくつかの苦しかった出来事や記憶のフラッシュ…

2022/06 まともに生きることは難しい

気づいたらここに記録を書き留めるのは3ヶ月ぶりになっていた。3月の終わりから今の今まで、あまりにも多くのことが起きていた。それらに耐えたり、交渉したり、妥協したり、諦めたり。そんなことばかりを繰り返していた。知らず知らずのうちに疲れやストレ…

2022/03 ときどき週報

3/11 今日でもう11年目か。今日もまだ変わり果てた日常を生き抜いている人がいるのだろう。「復興」とか、「忘れない」とか、「絆」とか、そういう言葉を見ながら、11年経った今もほんとうに話さなきゃいけなかったことがまだ何も話されていないのではないか…

2022/03 ときどき週報

3/1 2月末から始めた同期たちとの読書会、2回目。だいたい一度に120ページくらいずつ範囲を決めて、1冊を3回で読み終えようという計画で進めている。せっかくの春休みだから、普段学期中は腰を据えて読むことができていない本(でも読む必要があると考えてい…

2022/02/14 散漫

気づいたら2月も半分が過ぎてしまったね。2月はなんだかしっちゃかめちゃかだ。バイト、提出物とただでさえ普段よりも忙しい日々だったのに、こういうときにかぎってあらゆることが重なるみたいだ。わたしは多分どの人間関係よりも家族のことで悩んできた、…

2022/01/25 今日いちにちを生き延びるために

気づいたら1月ももう終盤で、あっという間に終わってしまいそうだ。毎年毎年思っているし言っている気もするけど、年明けの感覚というものがなくて、ひたすら過ぎゆく日々のなかに身を置いているという感覚だけしかない。便宜的に新年の挨拶を家族や友人知人…