二十歳の誓い

日本へ帰国する日、空港で自分に誓った。

 

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今日は日本に帰国する日。

3月下旬、もう暖かくなって来ているだろうか。

一年前の今頃、休学することを決めた。

あのときの決意は固く、必ず達成しよう、いや達成できる、そう思ってた。

でも結局自分の弱さを強く認識した一年でもあった。

やってやるぞ!というプラスの思いから、やらなくちゃというマイナスの気持ちに移り変わっていって、やらなきゃいけないのにできない自分がいつもいつも影からこっそり顔を出していた。

気付いた時には、自分でいつの間にか寄せ集めていたプレッシャーに押しつぶされそうになっていた。もっとマイペースに進めばよかったのに、無意識に悪い方へ自分から向かっていってた。

でもその循環から抜け出せたあの後も、黒い自分はいつも私の背中にぴったりとくっついていた。

振り払わなきゃいけなかったのに、できなかった。

単純にいざという時に弱いという元々の気性はあるけれど、それよりもあの黒い自分を振り払えなかったから上手くいかなかったんだろうな。

 

でも、もう過去の弱い自分をいくら責めても世界は1ミリも変わらない。

"変えられないものを受け入れる心の静けさ"を私は手にしなくてはいけない。

大きく自分で切りつけたあの傷はそう簡単に治らないけれど、黙って治ることを祈ろう。

その間にまだ変えられること、如何様にもできることを少しずつ、兀々とやっていこう。

 

一年経ったんだ。

私はあの時よりも成長できただろうか。

いや、きっとできたはず。

形としては残らなくても、自分の中の見えない何かとして成長できていればそれでいい。

強く、逞しく、生きていかなければ。

まだ私の人生始まったばかりだ。

生きるってことは沢山の傷を背負い、どうすることもできないことの前でただひれ伏し、それでもなお未来に願いを持つことの繰り返しなのかもしれない。

20歳の若造が何をいうのかと思うかもしれないが、これが私が生きてきた20年間で感じたもの。

人生は綺麗なものなんかじゃない。たくさんつまずいて、泣きたくなって、泥まみれになる、そんな綺麗とはちょうど対極にあるものなのかもしれない。

そんなものなら、私は精一杯泥臭く生きてやる。綺麗に繕うことなんかしない。

他人にどう思われてもいい。たくさん傷を負ってもいい。

でもいつも願いを忘れない。その唯一透明な部分を死守できればいいんだ。

 

まだ始まったばかり。まだ序章に入ったばかりだよ。

 

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