202108

 

【読書編】

今月は全然本を読めなかったな。いかん、いかん。

 

志水紀代子・山下英愛編『シンポジウム記録「慰安婦」問題の解決に向けて—開かれた議論のために』

 

 辻山良雄『小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常』

 

 高雄きくえ『わたしの名前—フェミニズム植民地主義という視点』
自費出版?らしい)

 

 『部落解放』2021年4月号(804号)

 

松下竜一『狼煙を見よ—東アジア反日武装戦線“狼”部隊』
今月で読み終わりました。多くのことを考えたし、まだ考えているし、これからも考え続けたい。キム・ミレ監督の映画も観たけれど、もう1回観たいな。DVD化してほしいよ〜。

 

益田肇『人びとのなかの冷戦世界—想像が現実となるとき』
アプローチの仕方がめっちゃおもしろい!付箋だらけ。購入して手元に置きたいけど、学生にとっては値段がネック。

 

ジョアン・C・トロント『ケアするのは誰か?—新しい民主主義のかたちへ』
今月の読書会の課題図書。ずっと読みたくて積読にしていたから、読めてよかった。

 

ジュディス・バトラージェンダー・トラブル—フェミニズムアイデンティティの撹乱』
今月からゼミの先輩たちと読書会をすることになりました。まずはバトラー!

 

雁須磨子『どう考えても死んでいる』

 

秦和生『カイニスの金の鳥』
終わってしまった…!もうちょっと続いてほしかったけど、電子書籍で続編が出ているらしいので読みたい。

 

ねむようこ『こっち向いてよ向井くん』
向井くんの絶妙なイライラポイントがリアルすぎて…。向井くんみたいな人絶対現実にいっぱいいるでしょ。

 

ワザワキリ不機嫌なモノノケ庵
まさかの今巻でおわりだった。終わり方が予想外すぎてかなしい。地味に好きな作品だったから、こんな終わり方…のぞんでいなかったよ〜。作者さんの意図はわからないではないけど、う〜〜ん。

 

増村十七『バクちゃん』
こちらもこれで完。おもしろかったのに…。もうちょっと続いてほしかったなぁ。

 

高松美咲『スキップとローファー』
再読。

 

二ノ宮知子『七つ屋志のぶの宝石匣』
新刊出るたびに買っちゃう。面白い。

 

相変わらず漫画も多読?乱読?してます。漫画より学術書、論文読めよって感じですが。

 

来月から論文の記録もつけようかな。何を読んで、何を読んでいないのかの把握が難しくなってきた。 忘れっぽいから本当だめ。

 

 

【映像編】

『슬기로운 의사생활』
引き続き、見ています。見ているけれど…正直S1のほうが好きだったかも。


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『달려라 방탄!(Run BTS!)』
先月は記録していなかったけど、一応見ていました(が、見れない週もあり…)。
忙しい週は見れなかったりするんだけど、ほっと一息つきたいタイミングで一気見している。日本のバラエティ番組はすっかりだめになってしまって、バラエティ番組そのものへの拒絶反応があるのだけど、これだけは完全に別腹。いつも声を出して笑わせてもらってる。次はいつからスタートするんだろう(今は過去の観れていなかったエピソードを観ている)。

 

『逃げた女』
わたしはめちゃくちゃ好きだったな。ギリギリ劇場で観れてよかった。


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『東京クルド
これも、本当に観て良かった。日本の入管のシステムそのもののおかしさも、その暴力性も強調してしすぎることはないけれど、こういうドキュメンタリーを観るたびにわたしは自分の立場性を考える。今回も観賞後に友達と議論していたのだけど、今自分がすぐにできることは、間接的に思えるかもしれないけど、自分の特権や権力について決して無自覚にならないように心がけることなんじゃないかと。研究を進める上でも、逐一自分の考えや書いたものを点検していきたい。


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『Atypical』
今更ながら見始めました。1話の時間がちょうどよいね。


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 『The 100』
これも見始めたよ。シーズン7まであるらしい。設定は好きなんだけどなぁ。


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【その他】

・とても久しぶりにパーマをかけた。ド直毛なくせして、数年前にもパーマをかけたことがあるんだけど、そのときはまるっきり保たなかった。だからもうパーマはかけられない髪質なんだなと思っていたけど、今回はとてもいい感じにかかっている。長さも切って首も涼しいし、毎朝のヘアセットも楽ちんだし、いい夏のスタートを切れたと思う。

・ここ最近はずっと変な天気が続いていたけど、7月の半ば終わりになってようやく夏が始まったみたいだ。肌をじりじりと焼くような鋭い日差しと、やたら威勢のいいセミたちの大合唱。夏だなぁ。

・夏季休暇中に開講される講座に申し込んだ。同じ研究科の先生たちがやるジェンダーフェミニズムセクシュアリティに関係する講座なんだけど、オンラインでやるらしい。家近いから普通に大学に来て受けたいんですけど…?

・先月どハマりしていた『Detroit: Become Human』の実況動画をゼミの先輩がどハマりしてくれた。うれしい。どんなことであっても、自分が好きだと思っていることを同じように好いていてくれる人と話をするのは、やっぱりたのしいよね。

・十数年ぶりに花火をやった。with 同じ研究科の同期と先輩。金欠院生の集まりゆえに、湿気てしまった寿命の短い花火の方が多かったけど、6人でひとつの線香花火を実況するという新しい遊びがとてもおもしろくて、いつぶり?ってくらいに顔面とお腹が痛くなるほど笑った。いい夜だった。河原がすぐ近くにあるっていいですねえ。夏が終わらないうちにまたやりたい。

・相変わらず親とどう向き合えばいいのかわからない。というか、もうあまり向き合いたくないし、少し距離を離したい。

アジア女性資料センターが移転にともなうガレージセールをやっていて、3冊本を購入した。うち1冊はもう定価で買えなくなっているようなものだったから、とても嬉しい。

奨学金第1段が振り込まれていた。うれしい。

・ゼミの報告を無事に終えた。よかった。いいフィードバックももらえた。まわりの先輩、同期に恵まれている。

・食欲が異常な日が何日かあった。生理直前でもなかったし、そもそもいつもそんなことにもならないんだけどな。

・以前からずっと会いたいなと思っていた人に初めて会った。一緒に話すことがとても楽しくて、安心して、良い人と新しい土地で巡り会えたことがとてもありがたいなぁ。ゆるゆるとよい友人関係を紡いでいきたい。

・春学期終了。早かった。

・夏にやるべきことをリスト化した。できるかぎり達成したい。

・昨今の社会の状況に、今まで以上の嫌悪感と行き場のない不安を抱いている。為政者はどうしてここまで露骨に人々の命や生活を踏みつけることができるのだろうか。どうして、どうしてという想いを毎日抱いて、しかし何も良い方向に変わっていかないことに、もう絶望し尽くしている。自分はどのような選択をして、どこでどうやって誰と生きていくべきなんだろうか。安易な答えも、絶対的な道筋も何も示されていないけれど、考え続けることを絶対にやめたくない。毎日の実践として、できるだけ穏やかで長く楽しく思える仕方で抵抗の意思を示し続け、(ほんのわずかかもしれないけど)変化の担い手としての主体性を保ち続けるにはどうすればいいんだろうか。そんなことをずっと考えている。まずは自分の今やっている研究というもの。これをどこまで続けていけるかはわからないけど、研究や論文というものを少しでも自分が持ち得る武器として丹念に磨いていきたい。今はそう思っている。

・生理痛が今月は重い。毎月のように無駄に過ごしたかのように思ってしまう日ができるのが本当に悲しい。生理の来ない体に生まれたかった。

・実家のペットたちの近況を聞くのが何よりも楽しみだ。電話越しに声や姿を確認できて嬉しい。まだあまりバテていなさそうでよかった。

・わたしはオリンピックを絶対に応援しないし、始まってからも反対の意思は揺るがない。関東沿岸部出身のわたしにとって、3.11とその後のことはとても大きな出来事で、まわりの大人が信用できなくなったり政治への不信感を抱いたりするきっかけになったけど、今回のオリンピックもそれと同等くらいの大きな厄災だと思っている。大手のマスメディアがどんどん批判的なことを報道しなくなっていく様子も、すべてが「感動」に回収されていく様も、絶対に忘れないし、今も何ができるかを模索している。